« 真似してリンクコーナー。 | トップページ | 本当の姫電とは何なのか教えよう(2) »

本当の姫電とは何なのか教えよう(1)

「姫電」をご存知だろうか。
携帯電話のカスタマイズ方法の1ジャンルなのだが、数年前から話題になっていた「デコ電」と同じようなものだと思っていたら、どうやら違うらしい。

「デコ電」は、キラキラ光るビーズやラインストーンなどのデコレーションパーツでゴージャスに装飾を施すのが流儀だが、「姫電」はその名のとおり「お姫様系携帯電話」のこと。基本的に光り物は控えめ、その代わりレースやフリル、お花のコサージュやパール飾り、テディベアマスコットなどをデコレーションする。「デコ電」のキーワードが「ゴージャス、セレブ」なら「姫電」の場合は「ラブリー、プリンセス」というわけだ。
書いていてちょっとお尻が痒くなってきた。

Pict1234
これが姫電。電話機の姿が見えない

しかし「姫系携帯電話」を「姫電」と略するのはどうだろう?
字面からそのまま略するなら「姫携帯」でいいんじゃないだろうか。
普通に考えれば、略称が「姫電」なら語源は「姫系電話」だろう。そうなると、もはや携帯でもないのではないだろうか。

そこまで連想したところで、うっかり「お姫様系の家庭用電話」を想像してしまった。

「姫電」が「姫系電話」だとすれば、姫電の正しい姿は携帯ではなく、普通の家庭用やビジネス用の電話機なんじゃないだろうか。
だって携帯が姫になれるのに、普通の電話は姫になれないなんてかわいそうだ。ここはひとつ、普通の電話にもぜひお姫様になってもらいたい。

ならば作ってみよう。家の電話機に、姫系デコレーションを施すのだ。

------------------------

こんな珍しい電話機があった

もう10年近くも前の話だったと思うが、電機屋の店頭で一目惚れして思わず衝動買いしてしまった電話機がある。その電話機、現在はFAX一体型複合機を使っているため電話回線にはつないでいないが、未だにそのカラーリングとデザインの自意識過剰さ加減に惚れ込んでいるため手放せずにいた。
今ではもう生産されていない、貴重なソニー製の家庭用電話機だ。

Pict1211
すごく可愛くないですか

家でこの電話を普通に使っていたのだが、今にしてみれば当時の私はなにを考えていたのかと思う。
友人が家に訪ねてくると必ず「可愛い」とか「かっこいい」とか言ってはくれたが、たぶんそれは挨拶の代わりに過ぎず、実際に彼らの心の中では困惑のほうが大きかったにちがいない。

この、当時流行っていた「ポストペット」の「モモ」みたいなカラーリングの電話機、姫系デコレーションするには打ってつけじゃないだろうか。
そんな経緯で、この電話機をベースとして「本当の姫電=姫系家庭用一般電話」を作ってみることにした。

とはいえ、私自身は携帯電話のデコレーションなどやったことがないだけでなく、きょうの今まで興味も関心もまったく無かった。だから、デコレーションパーツといっても何を揃えていいのかわからない。
とりあえず、ネット上で検索サイトを頼りに「姫電を構成する代表的なパーツ」の数々をメモ紙に書き出し、なぜか100円ショップに向かった。
その時メモしたパーツは以下のとおりである。

・リボン
・コサージュ
・レース
・ビーズ
・両面テープ
・くまちゃん

「くまちゃん」は、テディベアパーツのことである。

結局、100円ショップのラッピング用品コーナーですべてが事足りてしまった。

Pict1212
これで作ってみようと思う

まずは幅広のリボンでフリルを作り、電話機の周囲を縁取ることから始めてみよう。

Pict1214
正体はラッピング用のリボン

これを、餃子作りのときのように一定の間隔でしわを寄せながら周りに貼っていく。

Pict1215
この状態だと電話柄のゴージャスな座布団のようだ

リボンをセロテープで貼り付けたため、その跡を隠すのも兼ねて本体とリボンの境界にピンクのキラキラテープをさらに貼っていく。

Pict1216_2
ピンクばかり見ていて目が痛いです

Pict1217
全体に貼りました。周囲の縁取りがこれで完了

この先は、ボタンやディスプレイをできるだけ隠してしまわないよう自制心をもちつつも、躊躇なく一気にデコパーツを貼り付けて行く。これまでやったことがないので良くはわからないが、おそらくこういうものは勢いが重要なのだろう。

Pict1218
あえてランダムに節操なく。勢いが大事

当初は、もうすでにこの状態で息切れしてしまうのではないかと不安に思っていた。しかし、いったんデコし始めると作業そのものが異様に楽しいことに気がついた。まだまだ気力の限界は訪れていない。じつにおもしろい。

たぶんこの感覚は「大人の持ち物にいたずらする子供の心境」にちかいのだと思った。子供の頃、父のタバコの箱の中身を全部上下逆に入れ替えたり、メガネのレンズにビックリマンシールを貼ったりしてスリルを味わった記憶があるが、確かにあの楽しさがよみがえってきた気がするのだ。
友達が「携帯にデコし始めるとハマるよ」と力説していたが、おそらくみんなこの感覚を共有しているのだろう。やめられなくなる気持ちが、とてもよくわかった。
このつづきは(2)でどうぞ。

               >>次は買ったパーツを全部使う勢いで貼りまくります

|

« 真似してリンクコーナー。 | トップページ | 本当の姫電とは何なのか教えよう(2) »

大ネタ」カテゴリの記事